むかしむかしの旅のはなし 屋久島04

トロッコ道から山道へ 

仁王杉を越えるとトロッコ道から勾配のきつい山道に入る。

大株歩道。

ここまで距離だけでは全体のだいたい八割くらいの地点。

実は残りの2割もこれまでの道のりとだいたい同じくらい時間がかかる。

なかなかハード。

そして経験者のペースは落ちないw

ちなみに荒川登山口から縄文杉までの所要時間だが、ガイドブックには片道5時間と書いてあることが多いが実際はそこまで時間は掛からずに登る人が多い。

一番初心者向けのコースだ。

だからといって舐めてかかってはいけない。

このコースでもたまに人が亡くなってます。

ひたすら登る。

足元は階段状に木を整備してあったり、場所によっては階段もある。

ここまでと違い一気に息が上がる。

経験者のペースはまだ落ちないww

Tシャツとジャージだけなのに身体から湯気が出ている。

周りは雪化粧。

急こう配の山道を進んでいく。

翁杉。

樹齢2000年ほど。

2010年に倒木した。

今では倒木した翁杉を見ることが出来る、はず。

最後にこのコースを登った時にはまだ健在だった。

またこれから永い時を経て新しい二代杉が生まれるのだろう。

これを過ぎるともう目的地は近い。

わりとすぐに先述のウィルソン株。

大阪城の建材として伐採されたとされている。

中が空洞で入ることができ、そこには小さな祠がある。

今では中から上を見るとハートの形になっているということで撮影のスポットになっている。

この辺りに平坦な少し開けた場所がありそこで休憩することが出来る。

近年では縄文杉目当ての登山者が多く、この広場辺りに数百人の縄文杉待ちの人たちが順番待ちをしているという。

その時は誰もいなかった。

神の棲む島

少しの休憩を済ませ最後の道のり。

大王杉、夫婦杉を越えると目的の縄文杉。

雪の中、滑らないように気をつけながら進む。

真新しい展望台が見えてきた。

昨年来た友人の話では直接触れることができたらしい。

後に聞いた話では、少し前に縄文杉の根を保護する目的で展望台が作られたとの事。

通りで綺麗なわけだ。

わりと急な階段を最後の気力を振り絞って登る。

目の前には写真で見たあの樹。

登り切ると少し開けた場所にそれは居た。

縄文杉。

凄い存在感。

「そこに居る」という表現が適切だと思った。

圧倒的。

自分たち意外に人はいない。

誰も言葉を発さない。

しばらく圧倒されていると縄文杉の裏から鹿が。

生命力のかたまりと向き合ったまま、気がついたら1時間ほど過ぎていた。

無心だったのか、何かをひたすら問うていたのか?

その時に何を得たのかはわからない。

ただ、来てよかった。

会えてよかった。

そう思ったのはよく覚えている。

昼過ぎには登山口へ戻ってきた。

ホンマや!

宿まで送ってもらい、御礼を言って別れる。

本当に有難かった。

たしかあと一泊した。

またもや適当に歩き回って宿を探した。

翌日帰ったのだが、帰路もほとんど覚えていない。

たぶん来た道のりを逆にたどったのだと思う。

帰って靴を脱ぐと爪が二枚剥げていた。



画像は屋久サルと屋久おじさん

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