吐噶喇列島④ 出航
出航の日。
いつも通り、仕事を終え次第最寄り駅へ。
したがって八代まで在来線で行き、新幹線戦に乗り換えて鹿児島中央だったか、旧称の西鹿児島駅だったか、に向かった。
十島村行きは23時出航だったので十分間に合う。
駅から路面電車と徒歩で港へ。
フェリ―十島のターミナルは屋久島行きと同じ埠頭にある。
そういえばトカラ列島界隈を十島村と言う。
ちなみに十島村役場は鹿児島港付近にある。
時間を持て余すw
近所の水族館が夜営業してたのでとりあえず魚を眺めに行く。
おいしそう、と思ってしまう俺はやはりだいぶ変な奴なんだと思う。
閉館まで水族館で過ごしてもまだまだ時間がある。
ターミナル内でひたすら待つ。
少しずつ人が集まってくるが、ほぼ十島村の住人、出身者のようだ。
それぞれに挨拶を交わしたり、懐かしがったりしている。
まあ、観光客らしき姿はほぼ居ない。
夜の出航は久しぶりだ。
フェリ―としまがやってきた。
することがないので最速で乗船。
結局船上で待つだけなんだけどw
割り当てられた最安値の2等船室へ向かう。
誰もいないww
まだまだ出航には時間があるからなあ、などと考えながら甲板から夜景を眺めていた。
出航の時間。
過去こんなに静かな出航は初めてだった。
今現在でもあまり経験がない。
数名が手を振っている。
港まで送ってきた人達だろう。
静かに静かに船は出ていく。
左に桜島、しばらくすると右に開聞岳。
なじみの光景。
屋久島に行く際に何度も目にした。
鹿児島のシンボルみたいなもんだと勝手に思っている。
この景色を見ると「始まったなー」といつも思う。
開聞岳は薩摩富士と言われるように、三角錐の綺麗な姿で鎮座している。
今向かっている十島村にもトカラ富士と呼ばれる御岳という山がある。
今回は上陸しない中之島。
まあ、日本全国に~富士というのはあるんだろう。
小京都とか銀座みたいなもんだろうか。
ちなみに「小京都」を名乗るには団体の会議にかけられて、条件を満たしたところにのみ認定される。
「全国京都会議」というw
年会費が必要だ。
何の為の会費なのかはよくわからない
ちなみに¥50,000/年
個人的には金かけてまでそんなものにこだわらなくても、どの場所もそれぞれの特徴、雰囲気があっていいんじゃないだろうかと思う。
なにかに属する必要などはない。
どこも十分に魅力的。
あそこにはこれがない、あれがない、うちにはこれがある、あれもある、あそこはあーだ、ここはこーだ。
スペシャルどーでもいい。
日本全国どこにでも何でもあるんだったら旅なんかおもしろくも何ともない。
とりあえず船室に戻ってみる。
数名しかいないww
やはりほとんど乗っていないようだ。
離島便というのはほとんど赤字運航をしている。
利用客が少ないから採算が合わないんだ。
ただ、島民の生活を支えるためにやめるわけにもいかない、というわけだ。
飛行機もそう。
そういえばむかし、石垣~波照間便が無くなる前にわざわざ乗りに行ってきたことがある。
8人乗りのプロペラ機。
絶景の有視界飛行。
離陸に合わせに滑走路脇で雑に旗を振っていた空港職員らしき人物が民宿のオヤジだったのには笑った。
ウケるw
しばらく漆黒の海を見ながらボーッとする。
夜の海もいいもの。
夜の航海時はよく海を眺めている。
真っ暗だけどな。
そして、ほとんど人のいない2等客室で、割り当てられた幅60㎝程のスペースに収まりながら就寝。
※過去に書いたもののコピペなのでいろいろ変わってます。
波照間便は復活したと聞いたことがあります。





